「ことの木リハビリステーションうちごう」は、2014年10月1日に誕生した、復興特区訪問リハビリテーション事業所です。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、いわき市では、津波や4月に発生した余震、その後の避難による関連死などにより、460名の方が犠牲となりました。
また、いわき市には、その後の原発事故による双葉郡からの避難住民の受け入れ先として、全国で最も多い約2万4000人を超える方々が流入しており、今も市内の仮設住宅や借り上げ住宅などでの生活を余儀なくされています。
想定外のトラブルが続く福島第一・第二原発の廃炉作業や、土壌や家屋などの除染や賠償金をめぐる問題、人口増加にともなって非常に確保が難しくなっている住宅事情など、いわき市は、東日本大震災の被災地の中でも、きわめて特殊な地域となっています。
あの日、避難所に行っても、なにもできなかった自分への悔しさ。
「普段から地域で仕事をしよう」、そのように決意した日でもありました。
「震災を経験した私たち地元のセラピストだから、できることがある」
私たちは、そのように信じています。
まだ生まれたばかりの私たちですが、スタッフ一同、地域とともに育っていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。